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第101回 ボタンアクション

うちのチームには関係なさそうな、
お盆休みが近づいてきた8月上旬。

給料の心配なし!!

暑い時期はクーラーの効いた、
開発室に居るのが一番です。

夏に風邪をひくのが多いですが何か?

汗が引いたら、なかなか寒いですよ。

CPUが自分と同じ動きをする場合、
やはり自分で操作する動きが基本になります。

対戦ゲームなので、自分と同じキャラなのに、
CPUが自分とは違う技や、
人間には不可能な動きとかされると

イカサマだ!と叫びたくなりますよね。

そうならない為にも、先にしっかりと
操作系統を作っておく必要があります。

DSやスーパーファミコンなどの十字キーのゲームは
あきらかにCPUが16方向に動いていますけどね。


こっちは8方向なのに。

まあ、それ以前に自分の操作がままならないのに、
深くゲームを作る事なんて事はできないので、
作らないといけない事には変わりないのですが、

まず、そのハードのコントローラーの仕様を
把握しなければなりません。


例えば、

それがアナログスティックかどうか?
ボタンは何ボタンあるか?
一番押しやすいボタンは何か?

とか、ユーザーの立場になって、
いろいろ考える必要があるのですが、

この頃のミナミに、そんなものを考える気持ちはありません。

とりあえず自分基準で作っていました。

ユーザーの立場より、自分の立場が危ういんで。

基本の動きは、数ヶ月前に作っているので、
ここから作るのは特殊な動きになります。

ちなみにゲームを作った人なら、
知っていると思いますが、キーというと、
十字キーなどを表すように、
コントローラーなら左にある部分で、
ボタンは文字通りボタンです。

KEYとBUTTONですが、しばらくはスペルミスで

BOTTANと書いてました。

ローマ字がニッポンの英語です。

しかし、ローマ字でもボッタンです。

プログラマーが英語に強いなんて妄想ですよ。

基本以外を作っていくにあたって、
地味なキーの二度押しなどの仕様よりも、
ボタンとの組み合わせが楽しいですね。

しかも、わかりやすい。

というわけで、ボタンとの組み合わせの動きを、
先に作っていく事にしました。
現在、ボタンで対応しているのは、
真上に飛ぶ動きだけです。

とりあえず、横に飛んでみたいですよね?

その動きの絵はその部分の担当者が、
ミナミに変わるだけなので、
前のが、すでに用意されており、
動きに絵を合わすだけでOKです。

普通のプログラマーなら・・・・・。

では今回はその動きができるまでの過程を、
書きたいと思います。

まず横に飛ぶという事で、真上でも横でもなく、
斜め方向に加速度を入れます。

斜め方向へ加速度の入れ方は、真上に飛ぶ力に
横に移動する力を加えるだけなので問題ありません。

それを作って、さっそくコンパイル。
ほら予想通り、斜め方向に飛びました。

ええ、もちろん、そのまま画面を、
斜めに突き抜けていくのも予想してましたよ。

ジャンプの時に重力をかけるという処理をしていたので、
どうも重力を入れるのを忘れたようです。

相変わらずダメなプログラムを組んでいます。

重力なんて常にかかっているものなので、
プレイヤーの大本の部分でやればいいものを、
処理別に作るから、こんな事になるのです。

だからって、当時のミナミがそれに気付くわけありません。

もちろん何の疑いもなしに、
そのまま処理別で作っていきました。

それがダメなのに気付いたのは、

それから半年後ぐらいです。

重力を入れたので、今度こそはとコンパイル。

ええ、もちろん、さっきと同じように
斜めに突き抜けていくのも予想してましたよ・・・・


って、なんで?

しかし、こんな誰が見ても笑いそうなバグは、
ソースを見直してみると、すぐにわかる事が多いです。

そんなバグを多発するのがダメゲームプログラマーです。

そして、今回もすぐにわかるバグでして、
せっかくコピーしてきた重力のプログラムを、
本体の数値にセットしていませんでした。

だから大本でやれと。

それでも、その事に気付かないミナミは

救いようがありません。


修正し、再びコンパイルしてみると、
今度はちゃんと動きました。

ものすごく滞空時間が長いです。

そこは調整部分なので、あまり問題ありませんが、

問題は連続して飛べないこと。

飛んで着地すると、

キーとボタンが受けつかない!!

完全に着地時の初期化抜けです。

これも簡単な修正だったので、
直すとやっと思っていた動きをしてくれました。

なんて大変なんだ・・・・・ミナミには。

あとはこれに絵をつけるだけなので問題ありません。

3パターン程度でしたし。

次回はこれを少しだけパワーアップ。

摩擦との戦いです。

消耗するのはミナミの心が先でしょうか。

                              (ズズっと滑るはず編)

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