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第十九回 ゲームプログラマーにとってやる気は大事

夏休み同様に、まったく何もしなかった冬休みが過ぎました。
ゲーム制作の終わりまで、あと二ヶ月少々です。

正式なゲームプログラマーになったi今のミナミなら、
当時のシューティングゲームなら、絵を抜けば一週間程度で
作れるでしょう。
むしろ、一ヶ月あれば弾幕ゲーにして、もっと面白くできる
自信があります。

当時のミナミは何をしていたんでしょう?

たかだがホーミングの弾を作るのに、一週間以上もかかったり
しているのです。

講師のソースを少し改造しただけなのに。

そんなにミナミにも寒気を通り越して、焦りがやってきました。
残りも僅かしかないのに、予想の50%程度しかできていない。

やる気があがるどころか、やる気は下がる一方です。

このまま終わらない未来を想像すると、逃げたくなる一方でした。

ですが、何とか持ち直す事ができる出来事があったのです。
とても簡単な事です。
これまで何でそんな事をしなかったのか?と思う事です。

それは・・・・・・周りを見てみた

そうなのです。周りの学生の状況を見てみたのです。
これまで自分の状況で精一杯だったので、そんな余裕やそんな話を
する事がなかったのですが、仕切り直す為にも周りを見渡してみました。

確かに、「凄い!」という完成度の人間もいましたが、
まったくできてない!」とか、「それゲーム?」とか、
思える人間がたくさんいたのです。

下を見れば限が無い。人は上を見ないとダメになると言いますが、
たまにはふと周りを見てみるのもいいと思います。
自分だけが躓いているんじゃないと思える時もあると思います。

それを乗り越えていくのって楽しくないですか?
それを自分が踏み越えていくのって気持ち良くないですか?
周りが立ち止まっているのです。
チャンスだと感じる事ができませんか?

ミナミは「ここだ!」と感じました。
ここで差をつけたら、ゲームプログラマーへの狭き道が
少しだけ広くなると感じたのです。


そう感じたら、やる気はグンと上がります。
これまで躓いていた部分が、一気に進めるようになります。

じゃあ、周りが自分より優れている人間ばかりだったら?

ミナミは二年生の卒業前はそんな状況でした。
ライバルの中では一番下でした。
それでも、あの時はやる気をなくす事はありませんでした。

なぜなら、ゲームプログラマーが戦う土俵は一つじゃないから
という事を気付いたからです。

この話は後々、詳しくやると思いますが、
このように自分のやる気を上げるのは、本当に簡単な事なのです。
だから、やる気が下がりそうな時には周りを見るという事も
忘れないでやってみてください。
いろいろと発見できますから。

しかし、これは一つだけ弱点があります。

夏休みと冬休みは周りに誰もいないので、
やる気が一向にあがる事はありません。

だから楽しく過ごした方がいいですよ・・・・・・休みは。

ではやる気があがったミナミは、一気にペースを早め、
ついにプログラムがゲームとして形になりました。
次回はそれのお話をしたいと思います。

                              (試作版完成編へ)

(ゲームプログラミング)

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