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第五十一回 我が道を進むダメゲームプログラマー

ミナミが行っていた学校は東京にもあり、
どちらかと言えば、東京がメインになります。

そして無駄に東京 VS 大阪です。

ダメゲームプログラマーのミナミがいる時点で、
大阪は劣勢なのですが。

年が明けて少し経った時に、
東京の進級テスト組のゲームを見せてもらいました。

ううむ・・・・・よくできている。

特に3Dゲーム制作と言っているのにも関わらず、
2Dゲームを作っている奴がいるあたり、
なかなか見所があります。

きっと同じ学校に居たら、いい友人になった事でしょう。

そいつは置いといて、同じ大阪の進級組を含めて、
やはりテストを受ける奴らのゲームはよくできています。
当り判定後の処理や、ゲームの操作性、全体的なゲームのバランス、

いろいろな悪い都合を誤魔化す為に、
仕様を決めたミナミのゲームとはえらい違いです。


そういう生徒はたぶん、
他の進級組みの生徒のゲームを見てもこう思うに違いありません。

「このゲームの何がおもしろいんだ?」

自分のゲームに自信を持って作っているでしょうから、
自分のゲームの方が面白いと思うんでしょうね。

しかし、いろいろ必死で誤魔化している人間は違います。

「そんなゲームを作るなよ!レベルが高くなるじゃないか!」

審査基準が高くなるのは、大変迷惑ですね。
できれば全員手抜きでお願いしたいところです。

一応、ミナミのゲームも必要最低限の仕様は入っていると思います。

3Dの当り判定
XYZ軸の回転や拡大縮小
カメラの移動
敵の様々な動き

結構、豪華に仕上がってますが、入れてみただけです。
味付けもせずに豪華な材料を入れただけのスープが、
めっさ上手いかと訊かれると、
よほど材料の質が良くないとおいしくないでしょう。

ミナミの材料(プログラム)は質の悪さに置いて定評があります。


さて、ここで問題です。

そんな状態のゲーム作っているミナミですが、
他の生徒のゲームのレベルを見せ付けれられて、
どう思ったでしょうか?

1.焦った
2.仕方がないと諦めた
3.見て見ないふりをした

答え・・・・・3番

焦っても、作り直す時間などありません。
諦めても、まだ少しだけ時間があります。

そういう時はなかった事にするのが一番ですね。

他のゲームを参考にして、吸収するのは大事な事だと思うんですよ。
今でも、他のゲームを参考にして作っている部分も多くありますし、
修正している部分も多々あります。

ですが、時間が無い時に参考にして修正や追加を加えると、
そのままマネをしてしまったり、バグの元になってしまったりします。

なら、次回作に生かそうと考えた方がいいんです。

ゲームプログラマーは一作だけ作って、仕事が終わりなわけではないので、
次の仕事で、それを生かそうって気持ちが大事だと思います。

就職活動用の作品に、次回作などあるわけないですが。

そういうわけで、自分を貫く事を決めたミナミですが、
それでも、あと一つぐらいは武器が必要かなと考えます。

いや・・・・プレゼンのシュミレーションをしてみたら、
どう考えても説明する物が少ないなと。


というわけで、ほぼ(自分の中では)完成しているゲームに、
何か付け足そうと考えますが、

これが最後の最後まで時間を取られるとは思いませんでした。

次回は、その付け足した仕様について書きたいと思います。

                                  (限界を超えろ!編へ)

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