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第四十八回 ダメバグチェッカー降臨!!

バグチェックのバイトをしているとですね、

バグが見付からないと、
申し訳ない気分になってくるんですよ。


バグなんか見付からない方がいいんですけど。

最初はもちろん、すぐに見付かります。

そして当時のミナミは、こう思いました。

「なんで、こんなバグを出すんだ?」

次の年以降、そんな(それ以下のひどい)バグを量産する
ダメゲームプログラマーが何を言っているんだという感じです。


担当プログラマーの皆さん、本当に申し訳ありませんでした。

中盤に差し掛かると、新しく追加された仕様の部分や、
ゲームの中で最も重要な部分を繰り返しチェックさせられます。
このあたりから、普通にプレイしてては出ないバグなどが現れ始め、
同じ動作を繰り返ししなければならなくなります。

少し飽きてきます。


眠すぎて、たまに意識が飛んだりします。

こんな奴に給料を渡してはいけません。

後半になると、ほとんど通常のプレイではバグが出なくなります。
すると、そのゲームの腕は達人クラスまで上がっています

こうなってしまうと、ゲームの限界に挑みたくなります。

どこまで上手くプレイできるかとか、
どこまで強くする事ができるかとか、
どこまでゲームオーバーにならなく進めるかとか、

バグチェックになってません。

むしろ「わざとゲームオーバーになれよ」という話です。

「ここは、もう少し難しくしてもいいんじゃないですか?」

お前(ミナミ)に言われたくないです。

そして、本当に最後の方はバグがないので、
Topに書いたように、申し訳ない気分になってくるんですね。

バグを見つけたら、喜んでバグチェックシートに記入です。

修正内容に「仕様」と書かれていたら、
担当プログラマーの8割がキレてると思ってもいいでしょう。

火に油を注いではいけません。

バグチェックの内容は、もちろん他人に話してはいけません。
社内機密なので絶対にやってはいけないことです。

しかし、バグチェックのバイトを初めてやると、
他人に話したくてウズウズします。


これから発売するゲームを、
誰よりも早くプレイしているので当然です。

本当はゲームの内容を言ってやりたいけど、
部外者には言えないんだ。

ミナミは変な優越感に浸ってしまいました。

お前も部外者です。

他の学生は時間も惜しんで、自分のゲーム制作を進めているので、
むしろ哀れみの目で見られていたかもしれません。

ちなみに、そのゲームは自分の名前も載っていないのに、
発売日当日に買いましたが、
バグチェックでさんざんやったので箱を開ける気もしませんでした。

全てがダメダメです。

ミナミのバグチェックのバイトは、こんな感じでした。
比較的、その制作チームの方々は楽しい方達ばかりだったので、
気分的には楽な雰囲気でバイトができましたね。

しかし、仲良くはなっていません。

ミナミ達はバイトとして来ているのです。
制作チームの方々が、ミナミ達と仲良くする理由がありません。

ミナミは、ここでこの制作チームの方々とは、
もう二度と会えないと思っていたのですが、
数ヶ月後、思わぬ場所で、思わぬ再会をします。

この再会の話を書くのは、まだ先となりますが、
本当にバグチェックのバイトに来て良かったと思いました。

ゲームプログラマーとしてダメダメでも、
ゲーム業界に入れる可能性は0ではないという事です。


では、次回からはゲーム制作の話に戻りたいと思います。

                            (間に合わない・・・か?編)

(ミナミのお勧め参考書)

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